尊厳死宣言書とは?不治の病の方が自分の最後を選択する為のもの
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2020/08/25
コラム
自分が不治の病に侵されていると知った時、延命の為だけの入院を希望するでしょうか。意思表示が出来なくなる前に尊厳死宣言書を作成する方が増えています。
今回は、尊厳死宣言書とはどのようなものなのかについてお伝えします。
▼尊厳死宣言書とは
完治する見込みがない状態で治療を継続したいかという質問については、それぞれ答えが違うのではないでしょうか。経済的に余裕がない場合は、自分がいなくなれば家族が楽になると考える方もいらっしゃる事でしょう。
まだ意識がハッキリしているうちはいいですが、意識がなくなった状態で家族に負担をかけ続ける事を望まない方もいます。
そのような方が尊厳死宣言書を作成します。事前に用意しておけば、いざ尊厳死を希望する状態になった時に、尊厳死宣言書で意思を表明出来ます。
▼尊厳死宣言書に関する知識
尊厳死宣言書に関する知識を下記にまとめました。
■尊厳死宣言書を作成するリスクはないの?
尊厳死宣言書を偽造されてしまい医師に信じられてしまうと、尊厳死の意思がないのに尊厳死させられてしまう可能性があります。
そうならないように尊厳死宣言公正証書という正式なフォーマットで作成する事も出来ます。
■尊厳死宣言書を作成すれば絶対に採用される?
最終的に尊厳死を認めるかどうかは医師にかかっています。尊厳死宣言書を提出しても医師に必ず採用されるとは限りません。
▼まとめ
今回は、尊厳死宣言書とはどのようなものなのかについてお伝えしました。尊厳死を希望する状態になる前に尊厳死宣言書を作成して意思表示をしておくのは残された家族にとっても難しい判断をさせずに済む事に繋がるので検討してみましょう。